マリーの戯言

児童施設で働いていた時に感じたことや、趣味の携帯ゲーム、LINEスタンプ作り、子育てや家庭について書いています。

児童施設での障がい児受け入れについて~その1~

こんにちは。午前中は日が出ていて暖かいですが、やはり風は冷たくもうすっかり冬ですね。
子どもの予防接種が近いので風邪をひかさないかヒヤヒヤしています。



さて、私は約10年ほど児童施設で働いていました。
はじめは市が運営する児童館の分室で嘱託として働き、途中で法人が運営する児童施設へ転職しました。環境が変われば考え方も変わるようで、両方の施設ではたくさん良い経験ができました。



働いていた時に強く思ったこと、それは障がい児の受け入れについてです。



市によって基準が様々だと思いますが、私の働いていた市では入会するにあたり
「集団生活が可能である」が条件として記載してありました。



集団生活が可能とは?



友達と仲良くできる?
指導員の話を静かに聞くことができる?
お行儀が良い?


お勉強ができる?




・・・はい?



全部が全部できる子どもなんていないよ~!
みんな自分に置き換えてみました。
友達と仲良く→気が合う人なら。でも嫉妬したりするし、むかつくこともあるし。というか人見知りだからまずはじめは仲良くできない。
指導員の話を→つまらない話なら聞けません~。終始帰ってから未攻略のゲームをどう攻略するのか考えますね。
行儀が良い →肘ついてごはん食べます。足が地面についてないと落ち着かないので椅子が高いところでの食事中はどこかに足を引っ掛けてないと不安だわ~。
お勉強が・・→大学の時、英語のテストが19点だったな~。50点満点じゃなく100点満点で。小学生の時は授業中先生の話を聞かな過ぎて「はじきの法則」がわからず、速さ・時速時間の問題の時はいつも「ん~さっきの問題は掛け算したから今度は割り算しとくか」とかやってましたね。



どうやら私は「集団生活可能」なお子さんではないようです。
でも、どれだけの人が可能なのでしょう。



これが市が当たり前のように決め、指導員たちが何も疑わずに従っている立派な市の条例です。



私も市の嘱託員時代は、何も疑うこともなく、自分の育ってきた環境でしか物事を測れない人でした。
市の嘱託員がすべて私のような人ではないですよ!あくまで私がそうだったということで。



話を戻しますね。
私が働いていた頃に出会う機会が多かったのは「広汎性発達障害」のお子さんでした。
小児自閉症、アスペルガー症候群、ADHDなどなど、お子さんによって様々な症状があります。



先の見通しが立たないと不安になる
自分の気持ちをどうやって表現したら良いのかわからなくなる
相手の気持ちがわからず、反対に嫌なことをしてしまう



あげればまだまだたくさんありますが、人とコミュニケーションをとることが苦手な事例が多いです。



保育者や指導員はよく彼らのことを
「気になる子」と呼びます。
 



気になる子(恋愛じゃないですよ~)がいるということは、「気にならない子」がいるの?



保育される側になったらうちの子が気にならない子、とか先生に言われたら腹が立ちますよね。

みんな気になる子なんです。
気にしなきゃダメなんです。
毎日30人1人の先生で看ている幼稚園の先生や学校の先生、大変だな~。
1人で30人に片思い。
私には無理だ~、と思ったら保護者のみなさん、助けてあげてくださいね。自分の子どもはもちろん
ですが、他の家のお子さんも仲良くなると面白いですよ~。



こう考えるようになってから、障がい児の受け入れについてのハードル(?)を自分が自分で引き上げていたのだと気が付きました。



次回は入会の時の話でもします。しばらくは同じテーマで書きます。




それではまた~!





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